イソフラボンをおからから摂る方法
大豆を煮て、すりつぶし、それをこしたものが豆乳で、それににがりを加えて固めたものが豆腐です。
その時に出るのが「おから」です。
おからは捨てられがちですが、その中にも多くの栄養素が含まれています。
その一つが「イソフラボン」です。
イソフラボンは体内で、女性ホルモンの「エストロゲン」と同じ働きをします。
そのため特に女性は毎日適量を摂取することで、月経前症候群を緩和し、更年期障害の症状をやわらげることができます。
男性は薄毛・抜け毛、前立腺癌の予防に効果を発揮します。
豆乳の場合、100gあたり約25㎎のイソフラボンが含まれていますが、おからの場合15㎎しか含まれていません。
ちょっと少ないかな、と思うかもしれませんが、おからの場合、食物繊維など他にもたくさんの栄養が含まれていまので、バランスよく栄養を摂取できます。
さらに女性にとってうれしいことに、おからそのものはカロリーが低いです。
イソフラボン自体にも、体内のコレステロール値を下げ、代謝を上げる効果があるので、相乗効果でダイエットに最適です。
注意する必要があるのは、レシピです。
おからは水分量によってカロリーが大きく変動します。
また油を含みやすい性質もあるため、油と混ぜて調理するとカロリーが大幅に高くなります。
イソフラボンの一つの特徴として、熱に強いというものがあります。
加熱することで、イソフラボンの一種であるグルコシド配糖体は増加します。
そのため、効率よく健康的におからからイソフラボンを摂取するためには、油を使わず加熱する調理法がおすすめです。
その一つが「おからクッキー」です。
油もそれほど使いませんし、高温で加熱するのでイソフラボンを摂るには最適なお菓子です。
逆にカロリーが高くなりがちな料理に入れて、満腹感を高めるために使うこともできます。
グラタンやドリアなどが良いかもしれません。
基本的におから自体の味はあまり強くありませんので、お菓子やおかずなど、どんなものでも少しだけ入れて、イソフラボンを摂取することができますね。