イソフラボンのダイエット効果
イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの一種です。
イソフラボンにはダイエット効果があるということが、研究で証明されています。
イソフラボンには植物性エストロゲンが多く含まれています。
この植物性エストロゲンは女性ホルモンの一つ、エストロゲンと非常に似ています。
そのため体内でエストロゲンと同じ働きをし、その作用によりダイエット効果をもたらしてくれます。
主にこのような効果があります。
- プロゲステロン分泌の安定化
- コレステロール値を下げる
- 新陳代謝を促進
プロゲステロン分泌の安定化
「プロゲステロン」は女性ホルモンの一つで、黄体ホルモンとも呼ばれます。
女性は生理前、また閉経後に特に、女性ホルモン分泌のバランスが崩れます。
通常、エストロゲンとプロゲステロンの分泌のバランスが保たれ、体は正常に働いています。
しかし、この2つのバランスが崩れた時、プロゲステロンの「悪い部分」が体にマイナスの作用を起こします。
その一つが過剰な食欲増進です。
プロゲステロンは脂肪をため込もうとする性質がある反面、エストロゲンには満腹中枢刺激効果があります。
そのため、ご飯を食べてもおなか一杯にならないばかりか、脂肪をためこみすぎて、肥満を引き起こしてしまいます。
またプロゲステロンは水分をため込む性質も持っているので、むくみやすくなってしまいます。
コレステロール値を下げる
エストロゲンにはコレステロールを正常な値に保たせる作用があります。
コレステロールは脂質の一種で、血液中に多く存在します。
コレステロールには「善玉」と「悪玉」がありますが、「悪玉コレステロール」が血中に多く存在するようになると、その一部が血管に付着し始めます。
するとその悪玉コレステロールを除去するために肥満細胞が集まってきて、悪玉コレステロールを取り込んでいきます。
結果的に肥満細胞はその血管壁に残り、アテロームという物質に変わります。
このアテロームが多くなると「内臓脂肪型肥満」を引き起こすのです。
簡単に言うと「コレステロールを下げることが、肥満予防に寄与する」ということです。
新陳代謝を促進
エストロゲンは脂肪燃焼効果をもっています。
そのため、脂肪を燃焼し体に溜まっていくのを防いでくれます。
それと同時に新しい細胞の産生を高めてくれます。
女性の場合ダイエットの時期として最適なのは、生理後エストロゲンが正常に分泌されている期間です。
その時に有酸素運動などを行なうとダイエットに効果があるだけでなく、基礎代謝の向上も期待できます。